認定ラブライフ・アドバイザー®︎としてカウンセリングを行う際、
- 彼のテクニックが下手です・・
- 全然セックスが気持ちよくない
- 痛くて入りません
など、ご相談の中には快感が得られません!というパートナーとのセックスの相性に関するお悩みが意外と多いです。
しかし、一度立ち止まってこの質問について考えて欲しいのです。
- もっと楽しいセックスをしたい方
- 心の底からパートナーと繋がりたい方
- 自分からセックスを楽しみたい方
受け身なセックスをしていませんか?

まず最初に、いただいた質問自体に疑問を感じました。
テクニックが下手ということは、質問者はテクニックを受ける側。
気持ちよくないという発言の意図は気持ちよくしてもらおうという・・・こちらも受ける側。
セックスはだれが主体となるものでしょうか?
そして、快感は誰から与えられ得るものなのでしょうか?
日本では正常位がメジャーな体位ということもあり、体位的にも女性が動きづらい状態なため、女性自身が自分がなにかしよう!という発想が欠けています!
- セックスは男性側が技術を向上させるべき!
- 挿入は男性側が上手に動くべき!
- 気持ち良いポイントを探るべき!
- 愛撫も全て男性側が尽くすべき!
と、無意識に考えている方が本当に多すぎます!
基本、受け身状態!!
それでは男性が頑張るばかりではないですか。
仕事もセックスも頑張り、昼も夜も負荷が多く、勃つものも勃たなくなりますよ・・・
自分の体は自分が一番よく知っていること

正直、相談者をはじめ、世の女性はセックスは男性がしてくれるもの、リードしてくれるものという意識が染み付いている状態。
しかし、よく考えてください?
Q,あなたのパートナーは以下のことをご存知ですか?
- あなたの生理周期知ってますか?
- あなたの排卵日を知っていますか?
- 経血がどの位あり、どの生理用品が合うか知ってますか?
- 生理痛がどれ程痛く、何で緩和されるか知ってますか?
- 乳腺がどれ程大きく、痛いか知ってますか?
どの位あなたの身体のことを理解していますか?
多分、2つ以上知ってる方は稀でしょう。
あなたの大事な身体をその程度しか理解していないパートナーに、セックスというデリケートな行為であなたの身体の全てを委ねて、満足させてもらえると思いますか?
パートナーにあなたの身体を委ねる前に、あなた自身があなたの身体を知ってあげてください。
そして、ありのままの身体を愛おしく扱い、愛してあげてください。
セックスにも準備が必要
ではセックスに対する不満について、どうしたら良いのか?
この問題を解決するにあたり、まず女性器についてお話し致しましょう!
女性の膣周りには肛門付近まで骨盤底筋群という筋肉に覆われています。
この機能がゆるむと膣の機能が低下し、快感を感じ辛くなると言われています!
この骨盤底筋群をはじめ、膣機能を向上させることが快感の近道なのです。
アスリートの試合前の準備
セックスという視点から少し離れて、スポーツを例に考えてみましょう。
スポーツ選手などのアスリートは本番の試合に向けてボディチェックを行った上でトレーニングを行い、直前にはウォーミングアップを行いパフォーマンスを最大限に発揮しますよね。
実はセックスも同じことが言えるのです!
私の試合前の準備
先ほど記載したように、膣周りには肛門付近まで骨盤底筋群という筋肉に覆われており、この筋肉は鍛えることができます。
ここでいうボディチェックは、自身の女性器の形や状態を知ること。
トレーニングは、骨盤底筋群を鍛える膣トレーニングや股関節を広げる柔軟。
ウォーミングアップは膣・クリトリスの感度を上げるセルフプレジャーいわゆる、オナニーを指します。
ボディチェック:自分の身体の構造を知る
自分の身体を知る際、イラストや人体模型で良いので女性器の特徴について知りましょう。
見て
「どこが大陰唇と小陰唇なのか?」「クリトリスはどこにあるのか?」など、女性器は男性器と異なり外に露出している部分が陰毛などで隠れ少ないため、なかなか知る機会が少ないです。保健体育の授業で見た以来ではないでしょうか?
次に、手鏡や全身鏡で自分の身体を観察して見てください。
「服を脱いで寒いと乳首が立ってくるな」「小陰唇は左の方が大きいな」「膣の入り口は図よりも下にあるな」等、自分の身体の外側をじっくり観察してあげてください。
この時に「胸が小さいな」「女性器が黒ずんでいるな」といったネガティブな感情は持たないことです!
ただ観察するということは、自身の身体を存在として「認める」こと。
触って
そして、自分の身体を手でゆっくり触りましょう。
頭のてっぺんから足の先までゆっくり自身の身体を触って感触を確かめてください。
この時、躊躇しがちなのが女性器。
先ほど見た自身の女性器を優しく触ってあげましょう。
「ここがクリトリスだな」「ここが小陰唇の付け根だな」と一つ一つ確認していきましょう。
知る
回数を重ね、慣れてきたら膣内に指を入れて自身の膣の中を確認してください。
この時、入れるのに痛いなと思った方は、セックスでも性交痛を感じているはず。
どうやって膣を緩めたら指が入るのか知る良い機会です。
そして膣の中はどうなっているのか優しく調べてあげてください。
「Gスポットはここにあるのか」など、感覚がある部分や感覚が鈍い部分、または何か違和感を感じる部分など知ることができます。
『見て・触る・知る』この3ステップを踏むことで、自分の身体の構造を知ることができます。
私はどんな身体をしてるんだっけ?」「パートナーにはここをどう扱って貰いたいのか」など自分の身体と向き合う機会になります。
トレーニング:セックスの質を向上させる
セックスの質をあげるというのは、今のセックスをより向上させたい時に効果的です!
すでに快感というパフォーマンスが一定ある際に、より効果を発揮するものであると考えてください。
なので、「快感(=パフォーマンス)がない」という方は、トレーニングの前にウォーミングアップをお勧めいたします!
快感はあるけど、もっと快感を深めたい方はトレーニングがお勧めです!
そのトレーニングは主に2つ。1つ目は身体の柔軟性を高めること。2つ目が膣圧のコントロールをすること。
体の柔軟性を高める
セックスは主に女性の股関節が開く体位のため、股関節の柔軟さがある程度ないと身体が痛く、快感に集中することができません。
そのため毎日少しても良いので開脚を行い、柔軟性を高めましょう。また騎乗位などをより楽しみたい方は、スクワットを行うこともお勧めです!
膣圧のコントロール
そして、膣のトレーニングでは膣の入り口を自身で収縮させる体操を初め、ケーゲルボールなどの膣トレグッズを使用してトレーニングする方法もあります。
個人的には体操も有効ですが、テクノロジーを使用した膣トレグッズというフェムテックを活用するのをお勧めします!
現在ではスマートフォンと連動し、自身の膣圧を図るグッズや収縮のスマホで確認できるグッズなど多岐に渡っているので、是非自分に合ったグッズを探してみてください!
一気にセックスの快感が向上しますよ。
ウォーミングアップ:自身の感度を高める
自身の身体の構造を知った後、真っ先に行って欲しいのがセルフプレジャー、いわゆるオナニーです。
オナニーというと男性に馴染みがあると思われがちですが、実は女性も男性と同じくらいを行った方が良いのです!
なぜなら、セルフプレジャーの目的はただ一つ、快感を感じること。
自分はどこが気持ち良いのか・快感を感じるのかを知ることができます。
「Gスポットよりクリトリスが気持ち良いな」「ピストンするより押し当てる方が好きだな」など、セルフプレジャーを通してわかるのです。
自分の快感ポイントを知ることにより、セックスで気持ち良い場所を当てたり・パートナーにお願いすることができるので、パフォーマンスはグッと上がります。
そして是非お勧めなのが、セックス前にセルフプレジャーをすることで身体や膣の感度が上がり敏感になるため、より一層気持ち良さを感じやすくなるメリットもあります!
パートナーとのセックスで快感をいまいち感じにくい方は、セックス前にセルフプレジャーすることをお勧めします。
まとめ
セックスが気持ちよくない!と不満をいう前にできる準備が沢山ありましたね。
「私の身体のことは私が一番よく知っている。」「私の快感ポイントは知ってるけれど、私がまだ知らないポイントをパートナーにセックスを通して探ってもらおう」と思えると、セックスは段違いに気持ちよくなります♡
自分の身体を知ることで、痛くて入らないことは減りますし、セックスが気持ちよくない!なんて悲しい思いはしなくなります。
嫌な気分になる方もいるかと思いますが、あえて言います。
彼の今のテクニックは元カノの快感ポイントが基準なのです!
今のパートナーはあなたですよね?
あなたの快感ポイントを彼に伝えないと、いつになっても、彼はあなたが一番感じる快感を刺激してくれません!
いつまで経っても見当違いな、元カノが好きだったポイントを刺激し続けることになりますよ。私はそんなの嫌!
自分の身体の構造を知って、セルフプレジャーを行い、自分の快感ポイントを見つければ、彼にその場所を教えることができるので、彼のテクニックも明らかに向上します♡
全ての女性に行っていただきたい、セックス前の必須項目です。